今回は基本であるローソク足チャートについて触れて行きたいと思います。
ローソク足チャートは非常に重要な部分ですので、
しっかりと理解していきましょう。
下図が取引ページの例になります。
この様な画面で実際に取引をしていきます。
図に大きく見えるグラフがローソク足チャートになります。
●取引ページの例
下図がローソク足チャートだけを切り取った図になります。
●ローソク足チャート図
ローソク足チャートはレートの値動きを表しており、
ここ最近のレートの値動きをチェックする事ができます。
チャートは証券会社によって細かさの単位は違いますが、
1分単位(分足)
5分単位(5分足)
10分単位(10分足)
30分単位(30分足)
1時間単位(時間足)
1日単位(日足)
など、時間別で値動きを確認できます。
※( )内はそれぞれの名称です。
「1日でどの様な値動きになったか?」
「1時間毎では?」
「1分毎では?」
と言う様に、
自身の取引の戦略に合わせて時間帯のレートのチェックできます。
サンプルとして、分足、5分足、10分足、1時間足
のチャートを並べてみます。
全て同じ日時のチャートになります。
●1分足のチャート図
●5分足のチャート図
●10分足のチャート図
●1時間足のチャート図
如何でしょうか?
同じ日時のチャートなのに、グラフの表情が全く違いますね。
チャートのグラフを形成している縦棒をローソク足と言い、
時間単位の値動きを表しております。
ローソク足の詳細に関してはこの後ご説明させて頂きます。
ローソク足1本がその時間帯の値動きを表しており、
分足のチャートであればローソク足1本が1分の間の値動きを表し、
1時間足のチャートであればローソク足1本が1時間の間の値動きを表しております。
どのチャートを見るかは取引の仕方で変わってきますが、
基本的には日足チャートでレートの大きな流れを確認しつつ、
デイトレードは時間単位の足を、
短時間の取引であれば分単位のチャートをチェックしながら
売買のタイミングを考えます。
チャート分析の細かいテクニックなどもありますが、
それに関しましては後程ほど細かくご説明したいと思います。
続いてローソク足についてです。
ローソク足は、その時間単位のレートの値動き表しております。
例えば、5分足チャートのローソク足であれば
1本のローソク足が5分間の間のレートの値動きを表し、
1時間足チャートのローソク足であれば、
1本のローソク足が1時間の間のレートの値動きを表しております。
また、ローソク足は陽線と陰線と呼ばれる2種類に分かれております。
1つ前の時間帯の終値よりレートが高くなった(円安になった)場合は陽線が使われ、
1つ前の時間帯の終値よりレートが低くなった(円高になった)場合は陰線が使われます。
下図がローソク足(陽線)とローソク足(陰線)を拡大した図になります。
●ローソク足(陽線)
ローソク足は実体と呼ばれる縦長長方形に
上ヒゲ・下ヒゲと呼ばれる実体から上下に延びる線で構成されます。
ローソク足1つでの時間単位の
始値(その時間帯の最初のレート)
最高値(その時間帯の中でもっとも値上がりしたレート)
最安値(その時間帯の中でもっとも値下がりしたレート)
終値(その時間の最終のレート)
を知る事ができます。
実体から延びる下ヒゲの終点が最安値を指し、
逆に上ヒゲの終点は最高値を指しております。
上図は陽線ですから始値よりもレートが上がった時に使用されるローソク足ですので、
実体の下の辺が始値を
実体の上の辺が終値を指しています。
次に、陰線のローソク足の図を見てみましょう。
●ローソク足(陰線)
色の違いの他に、陽線と違う点があります。
陰線は始値よりもレートが上がった時に使用されるローソク足ですので、
始値と終値の位置が逆になります。
実体の下の辺が終値を
実体の上の辺が始値を指しています。
また、陽線と陰線は違った色で表現されますので、視覚的にも分かり易くなっております。
白黒や赤白、赤青など、各証券会社が提供するローソク足チャートによって違います。
以上がローソク足の基本的な形になります。
他にもローソク足は形成された形によって様々な名称があり、
その種類によって上昇傾向なのか、下降傾向なのかの分析に役にたつ情報となります。
それらに関しては後ほどお話したいと思いますので、
先ずは基本の形である陽線と陰線をしっかりと覚えましょう。