FXの様々な注文方法を知る!

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FXは買いからも売りからも注文を出すことができます。

買いの場合は、安く買って高く売る
売りの場合はその逆で、高く買って安く売る
買いと売りのレートの差額(PIPS)で利益を得る事ができます。

取引を買いから始める場合を買いポジション(ロングポジション)
と言い、逆に売りから始める場合を売りポジション(ショートポジション)
と言います。

レートが上がると予想する場合は買い注文を、
レートが下がると予想する場合は売り注文をする事ができますので、
レートが上がっても下がっても利益を得る事は可能です。

買いポジション、売りポジションのイメージ

成行注文(ストリーミング)

今現在のレートで注文する事を成行注文(ストリーミング)と言い、
今この瞬間のリアルタイムの相場で注文を出します。

成行注文の際にはスリッページに対する注意が必要です。

【スリッページとは何か?】

成り行き注文は、肉眼で確認したレートではなく、
注文が確定した瞬間のレートで約定されます。

例えば、
売買を決めた時から注文が確定するまでが10秒かかった場合は10秒後のレートで、
30秒かかったのなら、30秒後のレートで注文が確定します。
つまり、
為替レートは秒単位で変わる為、売買しようと思っていた
レートと違うレートで確定する可能性がある
という事を理解しておく必要があります。

そのレートの差が生じる可能性の事を、スリッページと言います。

成行注文の際にはスリッページへの対策の設定も可能で、
表示されているレートから注文時のレートの差の許容範囲を決めておくことができます

スリッページを設定した場合、設定されているスリッページの許容範囲を
超えた場合は、注文は確定されません。

スリッページに対する初期の設定値(PIPS)は証券会社によって違いますが、
自身で設定値を変更する事もできます。

注文約定直後から思わぬマイナススタートを避けたい場合は
スリッページの設定もおすすめします。

指値注文

指値注文とは、指定したレートで注文をしておく方法です。

予め自身の希望レートで注文を出しておいて、
そのレートに達した時点で注文が成立するようにしておく事ができます。

買い注文の場合の指値は「現在よりも低いレート」
売り注文の場合の指値は「現在よりも高いレート」
で指値の指定が可能です。

買い注文はなるべく安値で買いたいし、
売り注文はなるべく高値で買いたいです。
それを叶えてくれるのがこの指値注文になります。

買い注文で言うと、
「レートはここまで下がるだろう」
「ここまで下がったら押し目(買い注文のチャンス)だから買い」
と想定する場合に用います。

指定したレートになると自動的に注文が成立しますので、
忙しくて細かくレートを確認できない場合にも有効で、
「放っていたらいつの間にかレートが戻っていて、買いたい値で買えなかった」
等の様な利益獲得の機会損失を防ぐ事もできます。

注文の有効期限も今日中、今週末まで、未期限と決めておけます。

指値注文の例1

放っておいても希望のレートで売買が出来るので便利ですが、
もちろん、決めた期限までに指定したレートにならないと約定はしません。

また、予想と反して
予想以上にレートが下がった(上がった)などが起きて、注文成立と同時に、
大きな損失が同時に発生する事もあるので、慎重に注文を出す必要があります。

指値注文の例2

逆指値注文

指値注文とは逆の注文方法で、
買い注文の場合の指値は「現在よりも高いレート」
売り注文の場合の指値は「現在よりも低いレート」
で指値の注文をする方法です。

買い注文の視点で説明しますが、
指値注文の場合は今よりも低いレートで注文を出しますが、
逆指値は今よりも高いレートで買い注文を出します。

つまり、
「このレートまで上がったら、そこから一気に価格は上昇するだろう」
と言う様な、レンジブレイクなどを想定する場合に仕掛けます。

逆指値注文の例1

また、予想と反して
予想以上にレートが下がった(上がった)などが起きて、注文成立と同時に、
大きな損失が同時に発生する事もあるので、慎重に注文を出す必要があります。

逆指値注文の例2

指値決済注文

また、指値・逆指値は既に持っているポジションの決済注文でも活用でき、
前もって値段を指定して決済注文しておく事が可能です。

下の図の例は、指値決済注文の例です。

指定したレートになると自動注文で約定されますので、
注文や決済にも使えて非常に便利ですし、利益も分かり易くなります。

期限も今日中、今週末まで、未期限と決めておけます。

ただし、決めた期限までに指定したレートにならないと約定はしません。

指値決済注文の例

逆指値決済注文

指値は利益が出るレートでの事前注文ですが、逆指値はその逆で、
ここまで損失が確定したら決済(損切)をすると設定しておく注文方法です。

逆指値を設定しておくことで、
予想と違う値動きが起きてしまい損失の可能性が発生したとしても、
「ここまで損失が確定したら決済する」というルールを事前に設けておくことにより、
その分の損失は確定しますが、それ以上の損失が発生しません。

リスクの予防線を事前に張る事ができるので、予想以上の損失を防ぐ事ができます。

また、逆指値を設定する場合は、必ず損失が出るというわけではなく、
利益が出ている時に逆指値をして、「ここまで利益が少なくなってきたら
もっと利益が少なくなる、もしくは損失が出てしまうかもしれないから
決済する」というように、利益が出ている状態で決済する事も可能です。

逆指値に関する注意点として、
設定した逆指値のレートになった段階で決済されてしまうので、
注文時との差額が狭すぎると早い段階で損失が確定してしまいます。

ちょっとレートが変動するだけで、損失決済されるのでは
ただただ、損をするだけになってしまいます。
設定する場合は、ある程度の余裕があるレート設定にするよう気を付ける必要があります。

逆指値決済注文の例

IFD(イフダン)

注文と決済を同時にする注文方法

注文と決済の指値注文を同時にする
と言った方が分かり易いかと思います。

「レートがいくらになった注文」
「いくらになったら決済」
と決めて同時注文をだせるので、
値動きを見張る必要もなく非常に便利な注文方法です。
もちろん、それぞれ指定したレートにならないと確定しません。

こちらも、注文の期限を決めておけます。

IFD注文の例

OCO

決済の注文に利用する注文方法で、
簡単に言うと、
指値と逆指値の両方を同時に注文する事ができます。

現在所有しているポジションに対して、
「いくらの利益確定で決済」
「いくらの損失発生で決済」
の2つを設定できるので、リスク管理にも最適です。

指値・逆指値どちらかの決済が約定すると、
決済されなかったもう片方の注文は自動キャンセルされます。

レートの動きによって、どちらかが決済され、決済されなかった方の注文は
自動的にキャンセルされる。

OCO注文の例

IFO(IFD-OCO)

IFDとOCOが一緒になったほぼ全自動の様な注文方法です。

「レートがいくらになったら注文」
「いくらの利益確定で決済」
「いくらの損失発生で決済」

という様に、指値注文からOCO決済まで予め設定する事ができます。

リスク管理しながらも、自動注文できるので非常に便利ですが
設定したレートにならないと注文の約定すらしませんので、
レートの流れを上手く読めないとスムーズには行かないかもしれません。

IFO(IFD-OCO)注文の例

この様に、様々な方法で注文・決済ができます。

自身のライフスタイルや戦略に合わせた注文方法を選定し、
きちんとしたリスク管理と、効率の良い取引をしていきましょう。

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